肌が乾燥し荒れてしまう原因は、ズバリ「皮膚の中の水分が足りないから」。対策として、お肌の「水分補給」が急務であることはいうまでもありません。
しかし必要なのは、やみくもに化粧水をつけたり、部屋を保湿することではないんです。日常生活の中で、「内側」と「外側」、2つの面から水分を補給する習慣を身につけるのが、なにより重要です。
ここでは、からだの「内側」からの水分補給について、お話ししていきます。内側からの水分補給とは、「水を飲む」こと。体内に取り込む水の量が不足すると・・・・、体の中の血液は水分不足でドロドロの状態になってしまいます。さらに酸素を細胞に行き渡らせることもできず、お肌が荒れてしまうというわけです。
健康のためにもお肌のためにも、定期的に水を飲み、体の中が常に水分で満ちている状態をつくることが重要です。
具体的に、水とお肌の関係はどのように成り立っているのでしょう?
東洋医学では、肌の不調(ニキビ、テカリ、毛穴の黒ずみ、開きなど)は体内の「水のめぐり」が滞っているために起こると考えられています。ここでいう水とは、「体内の水分、リンパ液や皮脂などの体液」を指します。水のめぐりが悪くなると、体内で本来は分解されるべき不要な水分や脂が肌の中にとどまってしまい、排出されなくなるので、テカリやべたつき、毛穴のトラブルを引き起こすというのです。
これは、つまり「新陳代謝」が悪い状態。人間の肌は、新陳代謝を活発に繰り返すことで、美しく保たれています。新陳代謝が行われなくなると、肌はくすんだり、シワができたり、様々なトラブルをかかえることになります。
新陳代謝を活発にするためには、たっぷりの水分を摂取し、体内の組織に栄養分を届ける血液を常にサラサラの状態にして、老廃物を常時排出させることが必要です。
では、どのくらいの量の水を飲めばよいのでしょう?
健康な人が飲むべき水の目安は、1日につき「2リットル」です。ここで、コーヒーやお茶も水として扱ってよいのかという疑問が出てくると思いますが、コーヒーやお茶には利尿作用があるため、水に比べて体内に水分を取り込む割合が下がってしまいます。
ですから、お茶やコーヒー、ジュースではなく、「純粋な水」を飲むことをおすすめします。そして、このとき気をつけていただきたいのが、「水の温度」です。必ず「常温」、もしくは「40度前後のぬるめ」にしてください。
理由は、常温以上の水は身体を冷やさず、新陳代謝を高めてくれるから。特に、朝起きたときは、まずコップ1杯の常温の水を心がけて飲むようにしてください。