一般的に、女性の多くが便秘に悩んでいるといいます。これは、女性が男性よりも長い腸をもっているため、水分を腸に吸収されてしまうことで便が硬くなり、外に排出されづらくなることが原因です。また、男性よりも女性は腹筋の力が弱いので、便秘になりやすい傾向にあります。
便秘をそのままで放置しておくと、腸内環境の悪化から、肌荒れ、湿しん、体調不良につながるだけでなく、将来的に大腸がんの原因にもなると言われています。
では、どのような状態を「便秘」と呼ぶのでしょう?毎日便が出ないからといって、必ずしも便秘とはいえません。便秘とは、「腸の中に便が長時間たまってしまって排出されず、不快を感じる状態」のこと。たとえ3日に1回でも、気持ちよく排便していて、おなかもスッキリと快適であるなら、それは便秘ではありません。
逆に、お通じは毎日あるけれど、便やおならが異常に臭うという人はちょっと注意が必要です。便が腸の中に長い時間とどまっている状態の可能性が高いからです。便やおならがあまり臭わない人は、腸内細菌のバランスが整っていて良好な腸内環境を維持しているといえます。
便秘の症状は、「便の回数」ではなく、「おなかが張ってかたくなる、おなかが痛い、おならが臭い」などの不快感で判別します。
では、どうして便秘が起こるのでしょう?
便秘の原因には、運動不足、食物繊維の不足、不規則な生活やストレスなどが挙げられますが、「水分不足」も大きな要因です。体内の水分が不足すると、便が硬くなって排泄されづらくなり、消化液の分泌量も減ってしまいます。
水を飲むことで、詰まっていた便が水分を含んで柔らかくなるとともに、腸のぜん動運動も刺激され、排便がスムーズになるのです。意識的に水分を摂取することで、便秘は解消します。
一番注意しなければならないのは、便を早く出そうと安易に薬を使うこと。薬に頼りすぎると、次第に自力では老廃物が出せない体になり、常に薬を飲まないと排便できないという悪循環に陥ってしまいます。薬の効果は一時的なもので、便秘そのものを治すわけではないのです。
常に意識して水分を補給することは、便秘の解消に役立ちます。なにより大切なのが、朝コップ1杯の水です。起床後、空腹時の水は胃腸を刺激し、便通を促してくれるのです。
水は、お茶やコーヒーではなく、「ミネラルウォーターを常温で飲む」のが理想です。ミネラルを豊富に含む硬水は、腸を刺激する効果が高いといわれています。
また、朝は便意を感じなくてもトイレに座ることを習慣づけましょう。外出中も、定期的に水の摂取を心がけ、恥ずかしがらずにトイレを使用することが便秘解消の秘訣です。